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左手薬指は世界共通?世界の結婚指輪事情

結婚指輪は左手薬指につけるもの?

「結婚指輪は左手薬指につける」というのは、説明されるまでもないでしょう。左手薬指に結婚指輪をつける理由は諸説あるものの、心臓に繋がっている血管が走っているからとされています。心臓に繋がる血管に指輪をはめることで、永遠を意味しているのです。
では他の国はどうなのでしょうか。「結婚指輪は左手薬指につける」は、世界共通かどうかについて調査してみました。

欧米の結婚指輪事情

まずは欧米です。イギリス・フランス・イタリア・アイスランドなどの北欧・中央ヨーロッパ・バルカン諸島などでは、結婚指輪は左手薬指につけています。ロシア・ドイツ・ポーランド・ウクライナでは、結婚指輪は右手につけています。
ただ右手に結婚指輪をつけている国でも、結婚前には左手薬指につけているパターンも。そして、結婚式の最中に左手の薬指を右手の薬指に付け替えています。逆に、結婚前は右手・結婚後は左手に結婚指輪をつけている国も。また同じ国であっても、都市ごとに右手派と左手派に分かれている場合も。欧米の結婚指輪事情は、複雑すぎます。

複雑すぎるアジアの結婚指輪事情

ヨーロッパ以上に複雑な結婚指輪事情をかかえているのが、アジアです。中でも突出しているのが、イスラムでしょう。イスラムの国の場合、結婚指輪は右手にします。左手は不浄なものとされているので、着けることはありません。ただし戒律が厳しい国の場合、結婚指輪そのものがない場合もあるのです。
意外な結婚指輪の風習を持っていたのが、韓国です。韓国も日本と同じく、結婚指輪は左手薬指につけます。ただ宗教によっては、右手薬指に結婚指輪をつける人も。近い国ですが、結婚指輪の風習は日本とは違います。

人を愛する気持ちは世界共通

「結婚指輪は左手薬指につけるもの」というのは、世界共通ではありませんでした。ただ結婚指輪にかける思いだけは、どこの国でも変わりません。
80億人近い人間がいる中で、2人が出会い生涯を共にする確率は奇跡に近いこと。文化や風習は国によって変わりますが、相手を思う気持ちに国境はありません。