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結びを司る結婚指輪とは?強力なお守り

縁起が良い結び

日本人にとっての「結び」は、縁起物として昔から重宝されてきました。分かりやすい事例は、ご祝儀袋でしょう。ご祝儀袋で採用されている「結び」は、「あわじ結び」か「結び切り」です。2つの結びはほどくのが大変難しいことから、結婚は一度だけの意味も込められています。
「結び」が持つ力は、かなり強力。お守りにも「結び」が使われており、持ち主に幸運をもたらしてくれる効果があります。そんな「結び」の効力にあやかり、結婚指輪のデザインにも「結び」が採用されています。

糸が結ばれた結婚指輪

国内のオーダーメイドブランドでは、2人で直接指輪に糸を結びつけるサービスを実施しています。結婚指輪を結びつける「糸」は、純金製。2人で純金製の糸を結びつけることにより、2人の愛と絆を強固なものにします。
2人で結んだ糸は職人の手により、一生涯二度とほどけないように加工。正真正銘、2人の愛が籠った指輪の完成です。

緻密な結びが施された結婚指輪

東京にあるジュエリーのアトリエで作られている結びの結婚指輪も、魅力的です。指輪センター部分に施されている結びは、複雑怪奇な物。ほどこうと思っても、中々ほどけない仕様となっています。アトリエが重視しているのは、結びがもたらすもの。2人が出会い結婚をしたのも「結び」によるもの。気持ちが寄り添い愛をはぐくめるのも「結び」がもたらした、大きなものです。
指輪を専門に扱うオンラインショップでは、水引そのものを指輪のデザインに取り込んでいます。ブランドから直接的な言及はないものの、デザインから推測するに冒頭に少し取り上げた「結び切り」でしょう。全体的にシンプルでありながらも、飽きの来ないデザインに仕上がっています。使えば使うほど「味」の出る結婚指輪は、他のブランドでは中々見かけません。

海外ブランドにも結びの結婚指輪はあるの?

海外ブランドにおいて、「結び」モチーフの結婚指輪の取り扱いは、確認できませんでした。「結び」の文化があまり定着していないからと、思われます。
「結び」は日本独自の文化。他とは違う個性ある指輪を探しているのなら、「結び」の指輪はお勧めです。